鳴海さんに聞いて気がついたのですが、Googleアドワーズの共有ライブラリに「広告」という項目が出来ていて、ここで作った広告文は、異なる複数の広告グループで共有して使うことが出来ます。
共有ライブラリ>広告へと進む
まず下記のとおり、共有ライブラリ>広告へと進みます。
(あと入金しときましょうねこのアカウントね)
共有広告を作る
その後、「+新しいリスト」という緑のボタンが出てくるので、それをクリックして、この先は通常どおり広告を作ります。
タイトルで25バイト超えたら赤いアラートが出ましたが、30バイト以内であれば保存出来るようです。
共有広告を広告グループで使用する
共有広告を作った後、広告タブで「+新しい広告を作成」の緑のボタンを押すと、「ライブラリから広告を使用」という項目が出来ていますので、これを選びます。
その後、共有ライブラリで作った広告がリストとして出てきますので、この中から使う広告を選びます。
これで完了です。
メリットは?
同じ広告を異なる広告グループに入れていることがある場合、この共有広告を編集すれば、その共有広告を使用している広告グループ全てにおいて、一括で広告が変更されます。
また、新規の広告グループを作って広告を作成する際も、リストから選べば使えるので、広告グループ作成が楽になるでしょう。
じゃぁいつ使うか!?
そんなに使わないでしょ!!
そもそも広告文を変えたいから広告グループをわけていることがほとんどであって、同じ広告文使いたいなら広告グループ自体をそんなにわけないかなと。
広告グループをもんのすごく細かくわけているけど全部同じ広告文を投入するということが当たり前の一部の運用者さんには便利な機能かも知れませんが。
とか言うともともこもないですが、
基本的には広告グループごとに広告文を作るけど、複数作る広告のうち1本はわりと汎用的な広告を使いまわしているとか、
基本的にはキメ細かい運用をするけど大量の広告グループがあるアカウントで中にはいくつか優先度が低くていちいち広告文を細かく考えない広告グループがあるとか、
そういったときに使える機能かと思います。
あと、ディスプレイは広告文を変える以外の理由でも広告グループを分けることが多いですし、異なる広告グループで同じ広告文を使う頻度が高い人も多いでしょうから、ディスプレイにはとっても使い道があるかと思います。
ということで、広告作成の負荷が9割削減されることはないけど1割くらいは削減出来るポイントがあるんじゃないか、といった機能ですね。
そこは手をかけなくていいだろう、というところに地味に効く機能かと思います。
間違っても全体的に手を抜くための機能ではないはずですから、「お前の仕事、共有広告ばりじゃね?」というセリフがイコール「お前何楽してんだよ」の意味として2013年の流行語になってしまったら、この機能を開発された方が大変落胆することが予想されます。
もしそんなことになったらSEMカフェで、一つのキーワードに対して夜通しひたすら広告文を考え続ける「広告文1,000本ノック」という特訓を流行らせたいと思いますので、みなさんついてきていただければ幸いです。
文:小西一星