スマートフォンでのアドワーズのインプレッションはとても多くなり、私も、アカウントを設計する際にいろんなワードで検索して確認する段階と、実際の掲載確認時、PCで検索しながら片手にはスマートフォン、というスタイルが当たり前となりました。
しかし、iPhoneは持っているけどAndroidは持っていない、Androidは持っているけどiPhoneは持っていない、そもそもどっちも持っていない、という方もいらっしゃることでしょう。
そんな、持っていないスマートフォンや、タブレットでの検索結果を確認する場合の、話です。
広告プレビューツールを使う
広告プレビューツールは、地域、言語、デバイス、接続環境などによりどう表示されるかが確認出来るとっても便利なツールです。
パーソナライズされないニュートラルな掲載結果でもありますので、実際の掲載状況を確認する際にはなるべくこれを活用するといいです。
ツールと分析>広告プレビューと診断 を選択する
デバイスを選択する
※意味はないですが、iOSだけど接続はNTTドコモという組み合わせも可能。
検索ワードを入力して「プレビュー」をクリック
下記のとおり、スマートフォンでの検索結果画面が表示されます。
回線契約はしたくないけど、実物で確認したい場合
iPhoneもAndroidも、とスマートフォンをいくつか持とうとすると複数の回線契約が必要となり、コストがかかってしまいます。
回線契約なしにスマートフォンでの検索結果を確認するには、下記を購入するという方法もあります。
電話とGPSがないiPhoneみたいなものです。私も使っています。
ブラウザもiPhoneと同じです。
もちろんApp Storeも使えます。
Android版iPod touchみたいなものです。
Google Paly(旧Androidマーケット)も使えて、こちらもやはり電話がない以外、ほとんどAndroidと違いがないそうです。
どちらも回線契約がありません。
Wi-Fiで接続できます。
特にガラケーを手放したくない方は、上記2つがおすすめです。
「感覚」のわかる、実機での確認がおすすめです
プレビューツールでなくとも、ブラウザのUser Agentを偽装するなどしてスマホの掲載結果が確認出来たかと思います(私は確認してません)。
また、プレビューツールを紹介しておいてあれなのですが、これは、狙ったキーワードが狙った環境でしっかり掲載されているか、「診断」するために使うツールでもあり、どちらかというとそちらの要素のほうが強いと思います。
検索結果をクリックして飛べるわけでもないですし、スマートフォンにしてはなんだか横幅も広いですし、フォントもおかしいですし、ましては指でタッチできるわけではありませんから、本当の意味で、各デバイスの状況を再現するわけではありません。
実際にスマートフォンを片手(もしくは両手?)で持って、検索ワードを入力して、関連する検索語がいくつか勝手に出てきて、そこから選んだり無視したりして、検索して、実際に出てきた検索結果を見て、下にスクロールしたりしなかったりして、気になったテキストを親指(もしくは人差し指?)でタップして、押し間違えちゃったりして、あ、違うよ、ページ戻る、え、なんでホーム画面に戻るの、あ、ホームボタン押したからか、とかとか、実際に検索する際の流れを、感覚を伴って知っているのとでは、アカウントの作り方にも反映されてくることでしょう。
プレビューツールでは感覚まではわかりません。
UserAgentを偽装したPCのブラウザも、感覚はわかりません。
また、iPhoneとAndroidを操作する感覚なんかも全然違います。
この感覚がわかっていれば、スマホ用の設定の作り方、特にサイトリンクの作り方なんかは変わってくることでしょう。
PCでもスマホでも、リスティング広告を設計する際は「感覚」を大事にしていきましょう。
ということで、「持っていない」なら「持ちましょう」。
AndroidかiPhoneどちらか一台でもいいとは思います。
そして、PCに慣れてる人ほど面倒でしょうが普段からスマホでも検索をしましょう。
文:小西一星