もしお子さんに将来書籍を出させたいなら、偏差値の高い学校を受験させましょう、その受験勉強の経験が、きっと長く根気のいる執筆活動に活きるはずです。
こんにちは、年末年始は完全に引き込もって執筆だ、と思っていたらなぜかゴールデンウィークあたりも引きこもってたという程度に見通しの甘い小西です。
本を書きました。
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※この時点でAmazonのページがまだ修正されていないかも知れません、発売日は7/25です。
リスティングラボの西村多聞さん、TATEITOの橋野学さん、 ATARAの岡田吉弘さんと4人での共著です。
内製化は本当に最高なのか?
去年くらいからでしょうか、インハウス(つまり内製化)が理想だよね、みたいな話が増えたと思います。そんな流れからの出版、のように見えるかも知れないので、まるで「インハウス化で大成功!」みたいなテーマのように受け取られるかも知れませんが、著者陣としてはそういうメッセージを伝えたいのではありません。確かにインハウスで成功している事例は多いのですが、リスクも大きいですし、失敗事例もあります。何より、ある程度以上の規模の組織が、10年、20年とインハウスで運用した事例なんかまだそうそうないので、見えないリスクも多く潜んでいると思います。
内製化が絶対ではないけど視野に入れることでいろいろ見直す
本の中では、リスティング広告の初期の歴史から、今どんなことが課題になってきたか、なっているか、から書いています。これまで、またこれからの流れの中で、今後どうしていくべきか?という内容です。両極を言うならば、完全丸投げ〜完全内製となるわけですが、その間にもある様々な体制や体質から見直すことで、いまいちどリスティング広告を運用、出稿していくということを見直し、リスティング広告が成功する道筋を見つけよう、というような内容です。インハウスにもいろいろなタイプがありますので、そのタイプ別に説いています。
もちろん完全内製化を考える場合にも参考になります
完全内製化を目指す企業にとっては、現時点では、これほどまでにインハウスのことを説いた本はないはずなので、とっても参考になる一冊になることは間違いありません。インハウスで運用している企業を多く見てきた、インハウス化を支援してきた、多くの広告主と話をしてきた著者陣が集まって書いていますのでこの内容は本当に実践的で、現実的です。
内製化と関係ない人にとっても参考になります
今、運用を丸投げしていて今後も丸投げするという企業の方にとっても参考になります。本の中では「インハウス」を「完全内製化のみ」とは定義していないからです。また、代理店や制作会社など、広告主ではないところで運用を担当している人、特にここ3〜5年程度の間に運用をはじめた人にとっては、今のリスティング広告のビジネスモデルがどのように作られてきたのか、だから今何が課題となるのかを書いてありますので、参考になります。
インハウス担当の方のかなりリアルなインタビューを掲載
実際にインハウスで運用している企業の担当者様、4人の方にインタビューを行い、生の声を、担当者様名、社名を伏せずに載せてあります。成功したところはなぜ成功しているのか、どんなリスクがあるのか、かなりリアルな話が読めますので、個人的にはここだけでも相当の価値があると思っています(いや!全部読んでください!)。
※インタビューをお願いしました皆さん、本当に無理なお願いもたくさんしましたのに大変大きく広い心でご協力いただきまして、本当にありがとうございます。
そしてもう一人、SEM関連の情報をSNSやブログなどで収集している方であれば多くの方が目にしているでしょう、あの、日刊リス男TIMES~リスティングのまとめNEWS~の管理人リス男Xさんのインタビュー付です。
リス男Xさんもインハウスの担当者なんですよね、リス男Xさんにインタビューするのは、正直言うとはじめ、ここでリス男Xさんにインタビューしたら面白いんじゃない?あの、リス男Xがついにマスクを脱いだ!みたいになったら面白いんじゃない?というほとんど僕の悪ふざけからあがった案なのですが、で、結局マスクは脱いでくれなかったのですが、意外にも!(失礼)、かなり良い内容のインタビューになりました。ブログを書いている人ならではの意見が読めます。でもマスクは脱いでくれませんでしたので、それはまたの機会にチャレンジしたいと思います。
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