トップコントリビューターという肩書の違和感

やっぱり全然英語が聞き取れなかったので、与えられた貴重な機会を最大限に活用出来てないことによる気落ちのおかげで時差ボケなんて全然感じなかった小西です。こんにちは。

先日記事にも書きましたとおり、日本時間で言うと10月20日〜10月22日くらいに、Googleトップコントリビューターサミット(以下、TCS)に参加してきました。
(よくトップレベルユーザーという言葉も使われていますが、トップコントリビューターと同じ意味として使われている言葉です。統一してほしいなぁって思います。)

あと、お前なんかがんばったな的な表彰状的なものもらいました。
なんかほめてもらいました

なお、この投稿はイベント参加報告というより、個人的な雑感です。そんなんいらないよって人は、これを読むと、とても大きな、だからどうした感を得られると思います。

 

トップコントリビューター = すごい人?

AdWordsトップコントリビューター(トップレベルユーザー)は日本に5人います。AdWords以外のプロダクトのトップコントリビューターもいます。全プロダクト、全世界合せると、正確な人数知りませんが今回のイベントでも数百人来てたので、多分いっぱいいます。

僕はAdWordsのトップコントリビューターですが、Google本社から招待される日本で5人のうちの1人とか、日本のAdWords運用者のうちGoogleが認めた上位5人のうちの1人とかみたいな、なんかすごい人みたいなイメージを持たれることがありますが、正確にはそういうことではありません。

トップコントリビューターとは、Googleのいずれかのプロダクト(AdWordsに限らず)に詳しくて、そして他のユーザーの手助けをしていて(基本的にはGoogleプロダクトフォーラム内で)、他のユーザーの問題解決に貢献している人のことです(って認識してます。多分合ってる…)。

ですので、プレイヤーとしても確かにそれなりのレベルの人間でないと他のユーザーなんて手助け出来ないのは確かでしょうけど、プレイヤーとしてすごいというわけではなくて、情報発信とか他のユーザーが問題解決につながる何かとかを、よくやってるねみたいな人、ということです。

すごいね!みたいに言われるととにかく違和感しかないので、そういうのとはちょっと違いますよと言いたくて、じゃぁそのトップコントリビューターってなんかすごいの?存在価値あるの?何様なの?みたいなことについて、今回のTCSでいろいろ思ったことがありまして。

 

公式情報でキャッチアップできないこと

TCSでは、本国のAdWordsプロダクトチームの方と直接話出来るという貴重な機会を得られました(英語しゃべれないけどね!)。ここ2年くらい、自分的に、聞いている仕様とは違う動きを見せている部分で、ものすごく重要に感じていることがあったのですが、それが思っていた通りのことだったんだと確認出来ました。で、AdWordsプロダクトチームの方も、多くの人にちょっと違った認識されていることは把握しているんだけどね、周知しないといけないんだけどね、みたいなことも言ってた(らしい、英語聞き取れないけどね!)ので、思ってるんならもっとちゃんと情報発信してよwと自分の心の中で突っ込みました。日本語で。

とはいえヘルプをよく読んだらそれっぽいことは書いてあったので、全然情報発信していないわけじゃないのですが、普通に情報収集してるだけだと、最近ですとカスタマーマッチとかユニバーサルアプリキャンペーンとか、そういう目立つアップデートの情報ばっかり目に入ってきます。
本当にキャッチアップしなければいけない大切な情報って、目立ったアップデートばかりじゃなくて、これまでの機能の地味な進化にこそよくあるよなぁと、個人的には思っています。

まぁ、きちんとじっくり運用している人は勝手に気がつくものでもあるんですけど。

 

Google自身が周知徹底出来るほど、プロダクトは単純で鈍速じゃない

前述の通り心の中で突っ込んだ後に、じゃぁこの話いつどこでしてもらうべきものだったんだろ?新機能追加みたいな話じゃないしタイミングは?他の大きなアップデートはもちろん情報発信しないといけないし、他にもいっぱい言うことあるよね、と考えてみたら、まぁプロダクトチームの方が言うように「周知しないといけないことはわかってるんだけどね、だけどねっ」っていう曖昧な態度になってしまうのもまぁまぁうなずけるなと。

もちろんGoogleに何も改善の余地がないわけではなく、Googleを擁護するつもりも一切ありません。ですが、いちいち発表してから何かしているようでは製品やサービスが進展しないだろうというのは、この時代、Googleだけではないはず。日々、地道にプロダクトを進化させてて、それをいちいち、各国のGoogle社内で営業さん、サポート担当さんに、毎日伝えられるわけないし、そんな鈍速なことしていたらAdWordsだってここまで進化しなかったはず(多分)。

ちなみにそういうGoogleの姿勢について、外部の人間としていい意味で諦めて付き合うために参考になるのはこちらのやたらと分厚い本→「グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ」。Google製品を仕事で扱う人にとっては知っておくといい話が書かれています。

 

やっぱり、コントリビューターがいるといい

そんなこんなで、サービス提供企業によるサポートだけでなく、利用者同士の情報交換によって、より良いサービス利用環境が作られるといいなと僕は思います。これはGoogle製品に限らず。

だから、コントリビューターがいるといい。

サービス提供企業では(本意、不本意かはさておき)周知しきれてないこと、利用者にとって本当に重要なこと、こういったことを知るための場や機会、情報を作ったり提供したり出来る人が、良いコントリビューターなんだろうと思います。

コントリビューターっていう言葉だとわかりづらいですが、何でもいいです、ブログ書く人、セミナーやる人、勉強会やる人、ワークショップする人、相談会やる人、オンラインフォーラムで答える人、社内で相談に答える駆け込み寺的な人、別に自分は詳しくないけど自分も情報交換したいからそのためにイベントを実施する人(ちなみにもともと僕はこれ)、などなど。

 

コントリビューターのいるところに行ってみてください

(僕の立場で言ったら怒られるかも知れないけど)Google自身が提供したプラットフォームじゃなくてもいいし、Googleが認めた人じゃなくていいし、もちろんトップコントリビューターじゃなくていいし、どこであっても、どんな肩書でもいいと思います。なのでAdWords公式コミュニティを必ずしも使ってね!とは言いません。

ってこういう記事を書いてるうちにも中目黒の会社の知人がなんか面白そうな勉強会の告知してましたし、昨日くらいには博多の会社の知人が勉強会告知してました。話せば得ることをたくさん持っているすごい人達です。ていうかすでにみなさんが知っていることですし、僕は何も新しい話はしていないわけですが、日本中にいっぱいいるわけですよ、すごいコントリビューターは。トップコントリビューターなんかじゃなくても。

僕自身、1人で独立してフリーランスのリスティング広告運用者になってから、コントリビューター的な人や、その人達が作り出す場(自分でも作ってるけど)に、どれだけ助けられてきたか。そう考えると、すごいコントリビューターなんてすでに日本中にたくさんいたのに、僕らAdWordsトップコントリビューターが「トップ」とか言って、ちょっと申し訳ないなと思った次第です。それらのすごいコントリビューターさん達を差し置いて「トップ」なのか、他のコントリビューターに比べて明らかにトップクラスのコントリビュートをしているのか、と。

まぁここで僕が言っている「コントリビューター」と「AdWordsトップコントリビューター」は意味が違うので、実際そう申し訳なくは思ってないのですが(どっちなんだ)、以上のようなことを、TCSに行って帰ってから、勝手に考えてました。

これが、「トップコントリビューター!すごい!」って言われると僕がものすごく違和感を感じる本当の理由でした(っていうことに昨日くらいに気が付きました)。

こんなに素晴らしいコントリビューター達のお世話にならずに、コントリビューターの作り出す場にいかないなんて、ものすごくもったいない。
みなさん、コントリビューターのいるところに行ってみてください。一番のおすすめは、自分自身がコントリビューターになることですけどね。それが一番得られるものが大きい。

もちろんSEMカフェもよろしくお願いします。もうちょっととイベント開催するようにしますから(震え声

 

コントリビューターの端くれとして、もう一つGoogleに思ったことがあります。利用者に他の利用者のサポートをさせるなんてGoogleは他力本願、責任放棄、と考えることも出来ますが、このプロダクトフォーラムの仕組みはものすごいものだなと感じます。日本だとそもそもオンラインの公開コミュニティが盛り上がりづらいのでそこまでではないですが(だから日本は違う方向でがんばるべきだと僕は思っています)、世界的に見るとかなりの価値を生んでいるようです。Googleもただ単に掲示板作ってあとは勝手にやってね、って放置しているわけじゃないんです。TCSで各国のいろんな話聞いてほんとに感じるのですけど、こんな仕組みを作れてる企業なんてそうそうないんじゃないでしょうか。

こんな仕組みを作れているGoogleこそが、まさにトップコントリビューターなんじゃないでしょうかという上手いこと言おうとして言えてない感じで締めようかなと思ったけどやっぱりチキンなので最後にとってもお伝えしたいことがありまして、

ここにもすごいコントリビューターの人達が何人かいるので利用してみてね!

AdWords公式コミュニティ

Yahoo!の話も出来るよ!あ。レモーラもね!

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