制作会社の方に知っておいてほしい、タグとか解析とかのこと

こんにちは、タグ事故撲滅委員会の小西です。
活動は不定期、次回の予定は未定ですが、突発的に活動します。
会員は一人です。孤独です。

ところで、制作会社の皆様、細かく、めんどくさく、ころころ変わる指示が多いことかと思いますが、いつもお仕事お疲れ様です。私達、広告運用やアクセス解析をしているものは、制作会社様のご協力なくして生きていけません。いつも、ここにこのタグ貼って下さいとか、そこのaタグにこれ仕込んで下さいとか、めんどくさいことばっかり言って申し訳ございません。ほんとめんどくさいですよね。そこでお願いついでと言っては恐縮なのですが、ちょっとこれだけでもお見知りおき下されば、私達がお願いすることが、若干ではございますが、ほんの少し、少なくなるのではないかと存じ上げます。

 

コンバージョンページにはコンバージョンタグを

リスティング広告やアドネットワーク、アフィリエイトなど、多くの広告システムにはコンバージョンタグというものがあります。私達ネット広告運用者というのはこのコンバージョンというものでしか評価していただけないことの多い実に悲しい生き物でございまして、私達を殺すにはこのタグをちょいっと取り上げるという行為だけで成立するという、いや、絶対にそんなことしないよう、ぜひご慈悲をいただきたいところでございまして。

 

コンバージョンタグはリスト化するなどして管理を

各広告運用者から刹那的にタグ設置依頼が来ると、数ヶ月後にはもうどのタグが必要なのか不要なのか、よくわからなくなってきます。タグが2つ3つくらいのときから、リストを作るなどして管理することをおすすめします。あ、はい、私達がやればいいのですが、どうしても、フォーム修正したときとか何度も何度も確認するのはどうも現実的ではなく、あ、いえ決して楽したいとかそういうことではなく、すみません…。

 

リスティング広告のコンバージョンタグは、アカウントが変わると変わります。

貼って下さいとお願いすると、「貼りました!」という元気なお返事とともに、間違ったタグが貼られていることがよくあります。リスティング広告は、代理店が変わる際などにリスティング広告のアカウント自体を変えることがあり、その際、コンバージョンタグは変わります。また同じアカウント内でもコンバージョンの種類ごとに違うタグを発行できるので、複数のタグが存在することがあります。
Yahoo!リスティング広告もGoogleアドワーズも、下記のような文字列があり、ここがアカウントやコンバージョンの種類ごとに違います。

 
var google_conversion_label = “●●●●●●●●●●●●●●●●●●”;

 
var yahoo_conversion_label = “●●●●●●●●●●●●●●●●●●”;

 
タグリストで管理するなどして、どれが「今のアカウントのタグ」か、把握しておいていただけると大変助かります。

 

 

個人情報入力→確認→入力完了までのURLが変わるようにする

私達広告運用者、アクセス解析者は、バカの一つ覚えのようにGoogleアナリティクスを入れましょう、と言います。
またかよ、って思いますよね、すみません。ただこのGoogleアナリティクスが無料のくせにとっても便利で使いやすいものですから、入れたいのですが、これはURLベースで計測するので、phpやcgiなどで入力フォームを作った際、

 
個人情報入力→入力内容確認→完了(コンバージョン)

 
と各段階ごとにURLが変わらない場合、全部同じページとしてカウントしてしまいます。
URLが変わらないページを個別に計測する方法はあるにはあるのですが、

 
同じURLのページ遷移を取得する方法(運営堂ブログ)

 
各ページごとの、ヘッダーやフッターのテンプレート内にカスタマイズしたタグを貼っていただく必要があり、これまた皆様にご負担をおかけしてしまい、心苦しい限りです。
各ページごとに読み込むテンプレートが同じものの場合、もうお手上げです。
どうせならはじめからURLが変わるように作っておいていただけると、皆様大変ハッピーかと存じます。

 

無駄に複数ドメインにしない

Googleアナリティクスは、異なるドメインにまたがるととっても解析しづらい、という仕様になっております。
計測方法がないことはないのですが、

 
複数ドメインのトラッキング

 
ドメインをまたがる全aタグにスクリプトを書くという、面倒な作業をお願いすることとなってしまいます。

 
もちろんSEO目的のためにあえてドメインを取ることもあるかと思います。そうされる場合、本当にそうしないといけないケースなのか、ぜひSEOのプロの方に相談していただければと、あ、いえ、決してその、皆様の知識にケチをつけるわけではなく、SEOというのは日々変化するわけで、あ、いえ、決してその皆様の知識が古いとka(ryもう勘弁して下さい。

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